女子サッカー部 保護者応援ページ

関東大会 vs 足利

第17回 関東高校女子サッカー秋季大会
vs 足利

こんにちは。2年、背番号8番です。


6月〜10月にかけて行われた全国女子高校サッカー選手権大会神奈川県予選で県4位になり、秋季関東大会に出場しました。負けたら終わりの関東大会。また、3年生は引退となります。
試合の結果の前に私が3年生とプレーをしてきて感じたことをお話しさせてください。


私にとって3年生はとても大きな存在でした。試合中にコーチングやチームを盛り上げる声を出してくれたり、攻撃でも守備でも最後まで体を張ってくれたり、いつもチームの先頭にたって引っ張ってくれました。練習の時も練習テーマに対して「もっとこうしたほうがいいのではないか」とか、時には厳しい声かけなどでチームを活気づけてくれました。私は練習でのポゼッションやゲームの時に球際で3年生に負けたり、私がマークをついていた3年生にゴールを決められるととても悔しくて、同学年より3年生には絶対に負けたくないという気持ちがとても強かったです。特に、キャプテンは中学から同じチームで1番負けたくなかったです。練習中に、私がボールを奪うと、すごい勢いで奪い返しにきました。だから、私も絶対に負けたくないので、取り返しにいきました。私はいつもキャプテンの気持ちの入ったプレーで、更に情熱のスイッチを入れてもらっていました。3年生がいなければこのチームはここまで来れなかったと思いますし、私自身がここまで成長できたのは3年生の影響がとても大きかったと思います。もっとお話したいことが沢山あるのですが、そろそろ試合結果の方に戻りたいと思います。


関東大会1回戦で白鷗大学足利高校と戦いました。前半立ちがりに怪我人が出てしまい、その後も怪我人が続き、チームとしてはバタバタする試合になりました。しかし、前半はボールを保持する時間が多く、ゴールのチャンスが何度もありました。しかし、前半は決めることができませんでした。後半は時間が経過していくことにより、焦りが徐々に出てきて、ボールが収まらずゴールまで行く回数も少なくなってしまいました。その後もゴールを奪うことができず、PK戦となり4-5で1回戦敗退という結果となりました。私自身が思う敗因は、私達の課題であった質の部分が勝敗を分けたと思います。神奈川県予選の準決勝・3位決定戦と戦い、ただ頑張っているだけでは限界がきてしまい、質が上がらない限り戦えないということを体感しました。しかし、今回も質の部分が良くなく、縦パスが入って前向きに入ったとしても落としが雑で繋がらず、打開できるチャンスを潰してしまったシーンが多かったです。また、抜ければGKと1対1になりゴールチャンスになるのに、3回もオフサイドにかかりチャンスを潰してしまったシーンもありました。これもオフザボールの動きの質だと思います。今までの練習で質の部分で細かいところまで追求してこだわることができていなかったから、最後まで質を上げることができませんでした。また、質に関して気がつくのが私達は遅かったと思います。今までの練習で些細なミスを「まあいいか」と許していた私達がいました。そのこだわりきれていない、私たちの甘さがこのような結果になったと思います。私自身も甘かったと思います。また、私を含め1・2年生は3年生やキャプテンに任せっぱなしになっていました。どこかで「3年生やキャプテンがなんとかしてくれるからいいや」という気持ちがあったのは事実だと思います。しかし、サッカーはチームスポーツです。試合に出る11人、そしてベンチの選手、チーム全員が「私がやってやる」という気持ちを持って、主体的にやらない限り、高いレベルになったら通用しません。個人的にも、私が3年生よりチームを引っ張り、逆に3年生に危機感を与えることができていたら、チームをいい方向へ導くことができたかもしれません。しかし、チームを引っ張ることができなかったのが現実です。このチームでの最後の試合がこのような結果・内容になってしまったことはとても悔しいです。ですが、もう終わってしまったことに言い訳などをつけていては、周りのチームとの差がどんどんついていくだけであり、チームも私自身も成長することができません。3年生が引退し、これからは私達2年生がチームを引っ張っていかなければいけない立場です。今までは個人のことだけになっていた部分があったと思います。しかし、新体制になり引っ張る立場になった以上、さらにチームのことを考え、かつ自分自身としっかりと向き合うこともして、厳しくやっていくことが必要です。11月中旬から1・2年生で戦う初めての公式戦(新人戦)があります。これは1・2年生の力が試される試合であり、チームとしてもとても大切な試合です。なので、それに向けて限られた時間の中で、練習メニューに対して、何がテーマで、何を意識してやらなければいけないのか、など1つ1つの練習に意図をもって、こだわって1人1人が取り組むことが大切です。私は今回の経験を無駄にせず、最後の高校サッカー人生は今回の成績を越して、またこの舞台で戦い、悔いを残さず、笑って終われるようにします。長くなりましたが、これからも桐蔭学園女子サッカー部の応援よろしくお願いします。


2021/10/31
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