女子サッカー部 保護者応援ページ

引退ブログ #24

こんにちは!#24 フルーツ吸い込み星人です。
夢に見ていた高校サッカーの舞台、最高の仲間と過ごせた3年間はあっという間でした。


私は小学校の頃、中学受験の塾に通いながら小さい頃から習っていたピアノを続けていました。今思うと、サッカーをしている姿が想像つかないほどとても真面目な人だったなと思います。笑
ですが、サッカーへの情熱が抑えきれなくなったのか、受験塾とピアノを辞め、小学校卒業までのたった10ヶ月間だけサッカーを習い始めました。まだまだ幼稚な私のこの選択を受け入れてくれた家族には感謝してもしきれません。
中学校はサッカーができる環境がなかったので他のスポーツをやっていましたが、中学校でサッカーを出来なかった心残りから高校ではサッカーをしたいと思うようになりました。
そして中学三年生の秋、桐蔭学園の女子サッカー部の体験に行かせて頂きました。桐蔭以外の女子サッカー部の体験にも行く予定でしたが、桐蔭の練習に参加した日に自分は此処でサッカーをやりたいと即決しました。そこから3年も月日が過ぎたと思うと濃くて短かった3年間だなと思います。


私は小さい頃からスポーツが大好きなのに、人より怪我が多く、その不安を持ちながらも女子サッカー部に入部させて頂きました。当然、高校に入ってから怪我が減ることも無く、何度もみんなに迷惑をかけたと思います。治らない怪我をしていたこともあり、自己調節をしながら練習に励まなければいけない日々がほとんどでした。そんな自分が嫌になることは何度もありました。チームメイトからの印象が下がってしまうんじゃないかという不安や、プレーの調子を維持できない現状が自分自身のモチベーションを下げることもありました。
大好きなサッカーが毎日できる環境に居られるのに痛みと戦いながらしかサッカーができないという現実を真に受け、怪我が少ない人を羨ましく思うことも数え切れないほどありました。痛みが続いた期間はとにかく苦しかったです。悔しかったです。
サッカーに対しての情熱はあるのに怪我が足を引っ張り、FWとして1番大切なシュート練ですら毎日続けることはできませんでした。
ですが、プレーできる時間が少なかったからこそ、プレーできる時間はとにかく思い入れを持ってプレーできたと思います。中学校でサッカーをやっていたチームメイトの中で、試合に出させて頂いた時は何かやってやろう。と言い聞かせてそれだけを頭に入れて戦っていました。
そんな私が1番印象に残っている試合は、選手権の3位決定戦です。前日にチーム内で体調不良者が出てしまい、今まで途中出場が多かった私がスタメンで出場することになりました。3位決定戦ということもあり、今までの試合で1番緊張しました。チームは2-0とリードし後半に入り、試合感覚も慣れてきた時でした。チームの3点目に関与することができ、試合を決定付ける4点目を決めることができました。今までにない嬉しさと達成感で溢れました。この試合だけは、自分のプレーに100点を与えてもいいかなと思うほどの試合でした。笑


3年間を振り返ると、心が折れそうになった時や全て放り投げたくなる時、頭を抱えるほど伸び悩む時は多々ありました。ですが、怪我が多いながらも試合で活躍できた時、勝てた時の嬉しさはスポーツをやっていて最も大好きな瞬間でした。一生忘れることのない思い出だと思います。3年間、桐蔭学園女子サッカー部として戦い続けられたことはサッカーの技術だけでなく、人間性としても成長することができ、とても貴重な時間でした。
春からチームメイトとは離れ離れになり、やっていけるか不安はありますが、高校3年間で培ったことを糧に夢に向かって頑張っていきたいと思います。
最後に、どんな時もそばで支えてくれた59期のみんな、本当にありがとう。

私たちが達成することができなかった全国大会出場という目標は、後輩たちに託します。今年こそ全国の舞台に辿り着けるよう、これからも頑張っていきますので今後も桐蔭学園女子サッカー部の応援をよろしくお願いします。


次回もお楽しみに!!

2025/3/25
学校法人 桐蔭学園
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